【在留資格解説】<文化活動ビザ>・<短期滞在ビザ>~就労ができないビザとは?~

> > > 【在留資格解説】<文化活動ビザ>・<短期滞在ビザ>~就労ができないビザとは?~
2020/07/10

【在留資格解説】<文化活動ビザ>・<短期滞在ビザ>~就労ができないビザとは?~

はなざわ

ごきげんよう。花沢です。

前回の記事まで、ひたすら就労可能な在留資格について解説していきましたが、本記事では「就労が認められない在留資格:(イ)上陸審査に際し、基準省令が適用されないもの」を解説していこうと思います。

就労ビザは合計19種類もありましたが、このカテゴリーはたった2種類。【文化活動ビザ】と【短期滞在ビザ】です。

【文化活動ビザ】ってなに?

3

日本での活動内容

文化活動ビザとは

・収入を伴わない学術上もしくは芸術上の活動
・日本特有の文化または技芸についての専門的な研究活動
・専門家の指導を受けて、日本特有の文化または技芸を修得する活動

また、日本特有の文化または技芸とは、日本固有の文化または技芸である、生け花や茶道、柔道、日本建築、日本画、日本舞踊、日本料理、邦楽などが挙げられます。日本固有のものとはいえなくても、日本がその形成・発展の上で大きな役割を果たしているような、禅や空手なども含まれます。

文化活動ビザ取得要件

1.活動内容

次のいずれかに該当していることが必要です。①収入を伴わない学術上もしくは芸術上の活動

②日本特有の文化または技芸についての専門的な研究活動

③専門家の指導を受けて、日本特有の文化または技芸を修得する活動
⇒この場合、「これから行う活動やそれに関連する経験や実績があること」が必要となります。

「文化活動ビザ」は就労ビザではないため、あくまでも収入を得ないで研究、調査、修得などの活動を行う場合に限ります。

2.在留期間中の経費支弁方法
次のいずれかに該当していることが必要です。①申請人自身に生活費などを支弁する十分な資産、奨学金などがあること。
②申請人の経費を負担する者に十分な収入や資産などがあること。
3.その他
上記以外にも、専門家の指導を受けて、日本特有の文化または技芸を修得する場合には、その指導する側である専門家にも、指導するだけの知識や技術、実績などがあるかどうかも重要なポイントになります。

必要書類

<収入を伴わない学術上もしくは芸術上の活動、または、日本特有の文化または技芸についての専門的な研究活動の場合>

(1) 在留資格認定証明書交付申請書

(2) 写真(縦4㎝×横3㎝)

(3) 返信用封筒(簡易書留用)

(4) 日本での具体的な活動の内容、期間、当該活動を行おうとする機関の概要を明らかにする資料
① 申請人または受入れ機関が作成した日本での活動内容およびその期間を明らかにする文書
② 請人が当該活動を行おうとする機関の概要を明らかにする資料HPの写しやパンフレットなど

(5) 学術上または芸術上の業績を明らかにする次のいずれかの資料
① 関係団体からの推薦状
② 過去の活動に関する報道
③ 入賞、入選などの実績
④ 過去の論文、作品などの目録

(6) 申請人の在留期間中の経費支弁能力を証する文書
①申請人本人が経費を支弁する場合は、次のいずれかの資料
・奨学金給付に関する証明書(給付金額および給付期間を明示したもの)
・申請人本人名義の銀行などにおける預金残高証明書
② 申請人以外の者が経費を支弁する場合は、経費負担者に係る次のいずれかの資料
・住民税の課税(または非課税)証明書および納税証明書 各1通
※1年間の総所得および納税状況が記載されたもの。
・経費支弁者が外国にいる場合は、経費支弁者名義の銀行などにおける預金残高証明書

<専門家の指導を受けて、日本特有の文化または技芸を修得する活動の場合>

(1) 在留資格認定証明書交付申請書

(2) 写真(縦4㎝×横3㎝)

(3) 返信用封筒

(4) 日本での具体的な活動の内容、期間、当該活動を行おうとする機関の概要を明らかにする資料
① 申請人または受入れ機関が作成した日本での活動内容およびその期間を明らかにする文書
② 申請人が当該活動を行おうとする機関の概要を明らかにする資料HPの写しやパンフレットなど

(5) 学術上または芸術上の業績を明らかにする次のいずれかの資料
① 関係団体からの推薦状
② 過去の活動に関する報道
③ 入賞、入選などの実績
④ 過去の論文、作品などの目録

(6) 申請人の在留期間中の経費支弁能力を証する文書
① 申請人本人が経費を支弁する場合は、次のいずれかの資料
・奨学金給付に関する証明書(給付金額および給付期間を明示したもの)
・申請人本人名義の銀行などにおける預金残高証明書
② 申請人以外の者が経費を支弁する場合は、経費負担者に係る次のいずれかの資料
・住民税の課税(または非課税)証明書および納税証明書 各1通
※1年間の総所得および納税状況が記載されたもの。
・経費支弁者が外国にいる場合は、経費支弁者名義の銀行などにおける預金残高証明書

(7) 当該専門家の経歴および業績を明らかにする次のいずれかの資料
① 免許などの写し
② 論文、作品集など
③ 履歴書

【短期滞在ビザ】ってなに?

4

短期滞在ビザとは

日本に短期の間滞在して行う、商用での業務連絡や観光、親族訪問などの活動に与えられるビザで、「観光ビザ」とも呼ばれています。

「短期滞在」で日本に滞在できるのは、90日、30日、15日以内の日を単位とする期間があります。

短期滞在ビザで行える活動は、概ね「商用」と親族訪問など「その他の短期滞在」にわけられ、ビジネス目的では「商用」で申請しますが、いずれにせよ、「短期滞在」では「報酬を得る就労活動」はできません。

該当者の範囲

短期滞在ビザは、次のような目的で日本に短期間だけ滞在する外国人が対象となります。

  • 観光…娯楽、参詣、通過の目的での滞在
  • 保養…病気治療の目的での滞在
  • スポーツ…競技会,コンテスト等へアマチュアとして参加する目的での滞在
  • 親族の訪問…親族等の訪問に限らず、友人・知人の訪問、親善訪問、冠婚葬祭等への出席まで含む目的での滞在
  • 見学…視察等の目的での滞在
  • 講習・会合…教育機関や企業等の行う講習、説明会、その他の会合等への参加
  • 業務連絡…会議、商談、契約調印、アフターサービス、宣伝、市場調査、その他
  • 短期商用の目的での滞在
  • その他これらに類似する活動
    • 1. 報酬を受けないで行う講義、講演等
    • 2. 日本を訪れる国公賓、スポーツ選手等に同行して行う取材活動等、本国での取材活動に付随した一時的用務としての報道、取材活動
    • 3. 日本の大学等の受験、外国法事務弁護士となるための承認を受ける等の手続き
    • 4. 報酬を受けずに外国の大学生等が学業等の一環として本邦の公私の機関に受入れられて実習を行う「90日」以内の活動(90日以内の無報酬での「インターンシップ」)
    • 5. その他日本において収入を伴う事業を運営し、または報酬を得る活動をすることのない短期間の滞在

預貯金額が 3,000万円以上の方は、以下の条件に該当すれば「観光・保養」目的で6ヶ月の在留資格(「特定活動」)を申請出来ます。

  1. 18歳以上である
  2. 観光・保養が目的である
  3. 世帯の預貯金額が3,000万円以上である
  4. 医療保険に加入している
  5. 査証免除国の国籍である

1回に限り更新が認められており、最長1年間の在留が可能です。

短期滞在ビザの要件

・外国人が犯罪などおこしていないこと
・呼び寄せる会社の信用性
・滞在目的、日程がはっきりしていること
・滞在費、帰国旅費、法令の順守の3点が身元保証人により保証されていること

商用(ビジネス)の短期滞在ビザ

・外国人が来日して「報酬を受ける活動」をする場合は、たとえそれが「短期間」であっても、短期滞在ビザで許される活動ではありません。

・商談などで来日する外国人は、外国の所属会社から報酬を得ていますが、その活動が上記の「商用」の活動に該当する場合は、「報酬を受ける活動」には該当しません。

・日本企業と外国の企業との共同開発、外国の企業によるアフターサービスで日本に滞在する場合は、その業務がその外国企業の外国における業務の一環として行われているならば、上記「商用」の活動に該当し、「報酬を受ける活動」には該当しません。

※しかしながら、外国人の労働が日本国内で行われ、その労働が上記「商用」の範囲を超えており、その外国人がその労働への対価を受ける場合は、その対価をしはらう会社が海外の会社であっても、「報酬を受ける活動」となりますので、短期滞在ビザで来日することはできません。

短期滞在ビザ免除国一覧

日本は短期間の滞在で業務連絡や観光を目的として入国する外国人に便宜をはかるため、比較的出入国管理上の問題の生じていない国とビザ相互免除取り決めを締結し、その国のパスポート所持者に対してビザ免除措置を行っています。

ビザ免除取り決めをしていないインド、ベトナムなどの人が日本に入国する際には観光目的であっても短期滞在ビザを入国前に取得することになります。

外務省:短期滞在ビザ免除国一覧

申請必要書類

1.日本国外の申請人
・パスポート
・VISA(査証)申請書
・写真
2.日本の招聘人(呼ぶ人)
・招聘理由書
・滞在予定表
・身元保証書

3.その他の必要書類 ※申請人の国籍、目的で異なりますので、該当する国の情報をご確認ください。

在外公館一覧

滞在期間

90日、30日、15日以内

この記事を書いた人

花沢

花沢花子、37歳独身です。海外で働くことに憧れてセブ移住を考えていましたが。。

カテゴリ

最新記事

投稿者

週間人気記事ランキング

月間人気記事ランキング

総合人気記事ランキング