【古物商】管理者とは~営業所に必ず必要とされる理由~

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2020/07/13

【古物商】管理者とは~営業所に必ず必要とされる理由~

古物商についての基礎知識のコピーのコピー (2)

皆さんどうもこんにちは。ワカメです。

前回は古物商に必要とされる営業所についてお話ししました。そして営業所には必ず責任者として管理者を選定しなければいけなこともお伝えしましたね。

営業所についての記事をチェックしていない人はこちらから

しかし、この”管理者”ですが一体どのような人が適任なのか、自分でもなることができるのか、、、などと疑問点がある方もいるのではないでしょうか。

そんな今回は、古物商許可申請時に必ず選定しなければいけない管理者についてお話しします。

管理者とは

管理者とは、いわゆる現場の責任者です。古物の取り引き(売買・交換)が行われる場所で、それらが適正に行われているか確認、古物営業法に違反することなく営業しているか管理する人物です。そのため管理者は古物営業をする上ではとても大切な存在といえるでしょう。

また営業所で行われる古物の取り引きを把握していなければいけないとされる管理者は、原則として営業所に常勤する必要があります。そのため、管理者となる人物は営業所に通勤できる距離に住んでいることも非常に重要となります。管理者を申請する際には、古物商本人同様に住民票の写しを提出することになります。管理者の選任または営業所の選定、どちらを先に決めるかは自由ですが、必ず管理者の通勤可能範囲に営業所があることを確認してから申請するように気をつけましょう。

もう一つ、店舗をいくつか持っている人は特に気を付けるべき点として、既にどこか別の営業所の管理者として申請されている人は、同時に複数の営業所の管理者になることはできません。これは管理者が営業所に常勤していなければいけないという理由から掛け持つことは難しいとされるからです。

それらにミスがあり申請が通らなかった・・・なんてことがあれば申請料の19,000円が台無しになってしまいますのでくれぐれも注意してくださいね。

主な仕事内容

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営業所に常勤しなければいけない管理者ですが、では管理者の仕事内容は一体どんなことなのか。

管理者とは現場の責任者だとお話ししました。営業所において起こり得る全ての事柄を把握・管理することが管理者には求められます。また、従業員がいる場合は従業員へ古物の取り扱いについて指導することも必要となります。古物営業法に違反しないように、古物営業のイロハを従業員に指導することは管理者の立派な仕事です。

□大事!
取り扱う古物の管理や従業員の指導にあたるということは、それらを判断できるだけの力が必要です。要するに職場での役職やポジションがある程度なければいけません。また指導するという点からも古物営業法に対する正しい知識をもっていなければいけません。あえていうならば、この知識習得の為の勉強も管理者の仕事(義務)です。

必要とされる経験や知識

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現場の責任者としての役割を果たさなければいけないとなると、何か特別な経験や知識が必要なのではないか、と心配される方もいるでしょう。実際には管理者になるために古物商としての経験や専門的な知識があることは必須条件ではありません。ただし、管理者の仕事内容から見た時に『管理者には経験や知識がある方が望ましい』といわれているのは確かです。これを”努力義務”といいます。

そしてこの努力義務に関してですが、古物営業法では以下のように記されています。

  • 古物商又は古物市場主は、管理者に、取り扱う古物が不正品であるかどうかを判断するために必要なものとして国家公安委員会規則で定める知識、技術又は経験を得させるよう努めなければならない。

【古物営業法(第13条第3項)】

 

注目するべきは、主語となる部分です。管理者の技術や経験について明記していますがここでは『古物商又は古物市場主』に対して努めるべきことと述べています。管理者も自身で出来る限りの努力をする必要はありますが、管理者を選任し管理する立場として古物商も管理者を育てるという努力が必要となります。

なんで経験や知識がある方が望ましいのだろう?

古物取引において古物商許可の取得が必要とされる目的は、盗品の流出防止など犯罪を取り締まるためです。古物の売買を専門とする古物商のもとには盗品等が持ち込まれやすいとされています。そして持ち込まれる場所は古物商が運営する営業所、したがってそれらが持ち込まれて買取依頼をされた際に、盗品だと判断することができるか、万が一の場面で適切な判断をする能力があるのかということが管理者には求められるのです。

管理者はそういう意味でも責任重大ってことね。なんかそう聞くと自分を管理者として申請するのが恐くなってきたなぁ、、、少し不安。
でもこれはあくまでも必須条件ではないですからね。ただ、取り扱うジャンルによっては審査が厳しくなる傾向もあります。例えば美術品や宝飾品類、自動車といった盗難が比較的多くて高価なものはハードルが高くなりますね。
なるほど、、衣類とかと比べるとより専門的な知識とか必要になりそうだもんね・・・じゃぁそれ以外の物を取り扱うとして、私が今からできる準備とかって何かあるかな?
古物商許可の申請時には管轄の警察署にいくと思いますが、担当者によってはあなたに実務経験がないと知れば”適正があるのか”を判断するために色々と質問してくる可能性もあります。急に質問されたからといっても何も答えられなければもちろん心象は悪いでしょう。そんなことがないように、管理者としての心構え然り自分の取り扱う古物についての最低限の知識は身に着けておいた方が賢明でしょう。

どんな人が管理者になれるのか

古物商として新しくビジネスを始めたい場合は個人で、または法人であっても一人でスタートすることもあるかと思います。その際に許可を申請する本人が管理者を兼ねること、これは可能です。

また管理者にとって実務経験や専門的な知識は必須ではないとお話ししました。ただし、誰もが管理者になれるわけではありません。

欠格要件に当てはまっていないこと

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古物商許可を申請する本人はもちろんのこと、管理者に選任される人物も以下:欠格要件に当てはまっていないことが”管理者になれる条件”となります。

  1. 破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
  2. 犯罪者(刑の執行から5年を経過していない)
  3. 暴力的不法行為をする恐れのある者
  4. 暴力団員、元暴力団員
  5. 住居の定まらない者
  6. 古物商許可を取り消されて5年経過しない者
  7. 許可取り消しとなり、聴聞から処分確定までの間に自主返納してから5年経過しない者
  8. 心身の故障により管理者の業務を適正に実施することができない者として国家公安委員会規則で定める者
  9. 未成年者

欠格要件についての詳しい記事はこちらから

これらの中でどれか一つでも該当してしまう場合は、管理者として不適切であるとみなされます。

誰かに管理者を依頼する場合

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申請者自身が管理者を兼ねる場合は、管理者に課せられる現場管理の責任はご自身で把握できているので問題ないかもしれませんが、誰か他の方に管理者を頼む場合は必ず事前に管理者の仕事内容・責任について理解してもらいましょう。

欠格要件に該当しない、営業所に通勤できるから選任しただけ・・・・というわけにはいきません。くれぐれも管理者の役割を理解したうえで責任者としてしっかり業務にあたってもらうことが大切です。

くれぐれも、管理者として選任する人物とは雇用関係が結ばれることを明確にしておきましょう。外部の人間に依頼する場合は、相手に古物商許可が必要となることもありますからご注意を。

まとめ

管理者は、大事な取引を管理する責任重大な立場です。古物商の大事なパートナーといっても過言ではないでしょう。そんな立場を任せる人を決めることは容易ではないかもしれませんね。

ご自身で兼任するにしても、誰かに頼むにしても、今後のことを考えて慎重に決めることが大事でしょう。

 

それでは皆さん、今回も読んでくれてありがとうございます。

この記事を書いた人

ワカメ

マスオのセブ島留学ライター。ほっぺがほんのり赤いのがチャームポイント。マスオファミリーの一員として、本ページでは主に【古物商許可申請】についての記事を担当

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